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「ゴットフリード・ワグネル賞2015」 4部門で表彰 ― 日独科学技術交流を促進

  • 2015/07/02

ドイツ 科学・イノベーション フォーラム 東京と在日ドイツ商工会議所は技術革新を重視するドイツ企業9社との共催で、2015年6月30日(火)に都内のホテルで第7回ドイツ・イノベーション・アワード「ゴットフリード・ワグネル賞2015」授賞式を開催し、受賞研究4件を発表しました。モビリティ部門では、東京理科大学教授の駒場慎一氏が、 マテリアル部門では、国立研究開発法人 物質・材料研究機構研究員のホセイン・セペリ アミン氏(チームメンバー:秋屋貴博氏)が、ライフサイエンス部門では、東京大学助教の井手口拓郎氏が、エネルギーとインダストリー部門では、物質・材料研究機構グループリーダー館山佳尚氏(チームメンバー:京都大学 袖山慶太郎氏)が、それぞれ受賞されました。

今回から選考方法が刷新され、モビリティ、マテリアル、ライフサイエンス、エネルギーとインダストリーの各部門から受賞研究1件を選び、計4件に対してそれぞれ賞金250万円が贈られるほか、チームメンバーを含む受賞者全員にドイツの大学・研究機関への短期研究滞在が認められます。

授賞式では、まず主催者と共催企業を代表してマンフレッド・ホフマン駐日ドイツ商工特別代表による挨拶がありました。続いて登壇したシュテファン・ヘルツベルク駐日ドイツ連邦共和国臨時代理大使は、挨拶の中で、本賞が日独における産学の橋渡しに重要な役割を担っていることを強調しました。来賓の山口俊一 内閣府科学技術政策担当大臣は、ドイツと日本は、明治以降から現代まで150年以上にわたり非常に友好的な関係を続けていることに触れ、受賞者の今後の活躍に期待を述べました。

山口裕子氏によるピアノ演奏の後、本賞設立当初より選考委員長を務めている、独立行政法人科学技術振興機構顧問の相澤益男氏から、受賞者と選考理由が発表されました。賞の贈呈では、相澤選考委員長から賞状が、共催企業代表からトロフィー賞金目録が、そしてドイツ学術交流会(DAAD)ドイツ研究振興協会(DFG)の代表から副賞が手渡されました。その後、受賞者自身によるプレゼンテーションが行われ、受賞の喜びの声と共に、受賞研究が紹介されました。

授賞式には、日独の産学官の各界からの参加者および報道関係者も含め、約250名が参加しました。引き続いて行われたレセプションでは、なごやかな雰囲気の中で、受賞者も含めた参加者の活発な交流が行われていました。

 

 

ゴットフリード・ワグネル賞について
本賞は、日本を研究開発の拠点として活動しているドイツのグローバル企業9社によるプロジェクトで、日本の若手研究者支援と科学技術振興、そして日独の産学連携ネットワーク構築を目的としています。応募対象は、モビリティ、マテリアル、ライフサイエンス、エネルギーとインダストリーの4部門における応用志向型の研究で、応募資格は日本の大学・研究機関に所属する45歳以下の若手研究者です。この賞は、1868 年に来日して日本の科学界と教育界に大きな足跡を残したドイツ人科学者ゴットフリード・ワグネル(1831-1892)にちなんで2008年に始まりました。

共催企業の技術専門家による予備審査の後、各分野の科学研究に精通した専門家からなる専門委員による選考を経て、選考委員長の国立研究開発法人科学技術振興機構顧問の相澤益男氏と4名の常任委員から構成される選考委員会において受賞者を決定しました。

 

 

ドイツ・イノベーション・アワード「ゴットフリード・ワグネル賞2015」受賞者

<モビリティ部門> 
駒場 慎一 (こまば しんいち) 45歳 東京理科大学 理学部第一部 応用化学科 教授 「次世代蓄電池用新材料の開発」

<マテリアル部門> 
ホセイン・セペリ アミン 31歳 国立研究開発法人 物質・材料研究機構 環境・エネルギー材料部門 磁性材料ユニット ナノ組織解析グループ 研究員 「粒界エンジニアリングによるジスプロシウムフリー高特性ネオジム磁石の開発」
チームメンバー:
秋屋 貴博 (あきや たかひろ) 国立研究開発法人 物質・材料研究機構 環境・エネルギー材料部門 磁性材料ユニット ナノ組織解析グループ ポスドク研究員

<ライフサイエンス部門> 
井手口 拓郎 (いでぐち たくろう) 33歳 東京大学 大学院理学系研究科 附属スペクトル化学研究センター 助教 「光周波数コムによるラベルフリー高速コヒーレントラマン分光イメージング」

<エネルギーとインダストリー部門>
館山 佳尚 (たてやま よしたか) 45歳 国立研究開発法人 物質・材料研究機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点(MANA) ナノシステム計算科学グループ グループリーダー 「スパコンの高効率利用によるリチウムイオン電池電解質界面反応の理論的機構解明」
チームメンバー:
袖山 慶太郎 (そでやま けいたろう) 京都大学 触媒・電池元素戦略ユニット 特定研究員         

(敬称略)

詳細は、ドイツ・イノベーション・アワードのホームページをご覧ください。

 

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こちらはリサーチ・イン・ジャーマニー掲載の最新ニュースです。
(英語のみ)

 

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