Content - DWIH Tokyo Newsletter 07/2014

読者の皆様

6月18日、ドイツ科学・イノベーション フォーラム 東京の主要な活動の一つであるドイツ・イノベーション・アワード「ゴットフリードワグネル賞2014」の授賞式を開催しました。多数の応募の中から、グローバル課題に挑むイノベーテイブな応用研究5件が発表されました。最優秀賞を受賞した京都大学今吉格准教授のインタビュー記事をはじめ、ドイツの科学技術に関するニュース、イベントをご紹介します。

DWIH東京

「ゴットフリード・ワグネル賞2014」 5名の受賞者を発表 

2014年6月18日(水)、ドイツ・イノベーション・アワード「ゴットフリード・ワグネル賞2014」授賞式をパレスホテル東京で開催し、5名の受賞者を発表しました。 最優秀賞は、京都大学の今吉格特定准教授による「成体脳における神経幹細胞の光操作」で、スポンサー企業から賞金400万円が授与されました。今回の公募には過去最高となる103件の応募が日本全国40の大学・研究機関より集まり、選考は激戦を極めました。受賞者の所属機関は、京都大学、独立行政法人 理化学研究所、東京工業大学、東北大学でした。授賞式では、山本一太内閣府特命担当大臣から受賞者へ激励のメッセージをいただき、授賞式後のレセプションでは、産業界・学界・政界などからの参加者約250名が、日独および産学官の垣根を越えた交流に盛り上がりました。

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インタビュー 京都大学 今吉格准教授 ― 中枢神経系の再生医療の実現に向けて

ドイツ・イノベーション・アワード「ゴットフリード・ワグネル賞2014」の最優秀賞に輝いた京都大学白眉センター・ウィルス研究所の今吉格特定准教授に、受賞研究と今後の展望についてお話を伺いました。今吉准教授は、神経系の再生医療の実現を目指して、光を用いて神経幹細胞の細胞増殖とニューロンの分化を人工的に操作する新しい技術を開発しました。動物モデルにおいて安全性や有効性が確認できれば、ヒトの神経疾患の治療に応用できる可能性が高く評価され、今回の受賞となりました。この受賞によって、日独の共同研究がさらに活性化することに期待がかかります。 

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東京大学とエボニック、Global Proprius21「ストラテジック パートナーシップ」を締結

東京大学とエボニックは、Global Proprius21「ストラテジック パートナーシップ」を締結しました。東京大学とエボニックは2011年7月から、「成果の見える共同研究」創出のための共同研究立案企画プログラム「Proprius21」での連携を開始し成果を上げてきました。今後はProprius21の枠組みを発展させ、より広範囲にわたる研究分野での共同研究の創出に取り組むとともに、人材の育成や交流なども含めた幅広い連携の推進を開始します。

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ニュース

京都大学 田中求教授がフィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞を受賞
2014年6月3日、第36回フィリップ・フランツ・フォン・ジーボルト賞が、ベルリンの連邦大統領官邸であるベルビュー宮殿での式典において、ヨアヒム・ガウク連邦大統領より本年の受賞者である田中求教授に贈られました。
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「研究・イノベーション連邦報告書2014」を閣議決定 ― ドイツは世界有数の魅力的な研究・イノベーション国
研究・イノベーション国ドイツは近年、その魅力を増しています。5月24日に閣議決定された「研究・イノベーション連邦報告書2014」によると、60万人近くが研究開発に従事しており、2005年から2012年の間に11万4,000人増加しました。研究開発に注力しているヨーロッパのトップ企業10社のうち、5社がドイツ企業です。研究集約型製品の輸出は、ドイツが世界貿易額の約12%を占め、中国に次いで2位です。次いで米国、日本が続きます。
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世界の女性研究者の支援プログラム ― ベルリン工科大学 2014年9月に次回公募を開始
ベルリン工科大学は、特に科学分野で活躍する女性のキャリア形成を応援します。「getting women scientists to top level(女性科学者をトップ層に)」と呼ばれるこの施策は、ベルリン工科大学のもとで複数のプロジェクトが行われます。その一つのIPODI(International Post-Doc Initiative)プログラムは、世界の女性研究者を対象としています。ベルリン工科大学は、このIPODIを通して2018年までに合計21名の女性研究者を支援する計画です。
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感じることのできる義手を開発 ― フライブルク大学
これまで、手足を切断した人のための義肢は、限定的な機能しか持たず、正確な感覚フィードバック機能を有していませんでした。手を切断した患者は、義手によって物を掴むことはできても、自分が触れているものを感じることはできません。これが今後改善されるかもしれません。フライブルク大学の研究チームが新たな義手のプロトタイプを作成しました。
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第64回リンダウ・ノーベル賞受賞者会議始まる ― 若手研究者とノーベル賞受賞者との交流
今年もまた、第64回リンダウ・ノーベル賞受賞者会議がドイツのボーデン湖の湖畔で始まりました。6月29日(日)の開会式では、世界各国から集結した約600名の若手研究者を前に、ヨハンナ・ヴァンカ連邦教育研究大臣が挨拶に立ちました。各国から選抜された優秀な若い研究者らは7月4日(金)までの6日間の日程で、37名のノーベル賞受賞者との交流を深めます。今年は、生理学・医学分野が対象です。
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お知らせ

日独シンポジウム 「グローバル化時代の大学の役割―人材育成と人格形成の間で」
DWIH東京は、東京大学、ドイツ大学学長会議との共催により、2014年10月8日(水) に日独シンポジウム「グローバル化時代の大学の役割―人材育成と人格形成の間で」を東京大学にて開催します。

本シンポジウムでは、広く日独の高等教育に関心を持つ方々を対象とし、大学に おける教育研究の役割についての大学自身の認識と、社会・産業・政治からの高等教育への期待との間に存在するダイナミクスについて、意見交換・議論の場を提供します。また、日独における科学の発展とそれによる社会の持続可能性において、大学の教育研究が果たす役割の重要さに焦点を当てることも目的としています。

詳細は、近日中にDWIH東京のホームページにて公開予定です。


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