Content - DWIH Tokyo Newsletter 04/2012

読者の皆様

ドイツ 科学・イノベーションフォーラム 東京(DWIH東京)の第4号ニュースレターをお届けします。当フォーラム事務所近くにある千鳥ヶ淵の桜の木々にも、ちらほらと緑の葉が目立つようになってまいりました。

今号では、カールスルーエ工科大学(KIT)のエネルギー研究についてご講演いただいたKITのホルスト・ヒップラ―学長、また、ドイツの海洋調査船ゾンネ号で東日本大震災の痕跡を調査した日独共同研究チームのリーダーでブレーメン大学海洋環境科学センター長のゲロルド・ヴェーファ教授へのインタビュー記事をご紹介します。

DWIH東京

インタビュー カールスルーエ工科大学学長 ホルスト・ヒップラー教授 「我々の戦略は、エネルギー、e-モビリティ、ナノ科学の研究に重点的に取り組むことです」

2012年4月12日、KIT学長ホルスト・ヒップラー教授は、DWIH東京において、KITのエネルギー研究の概要と展望について講演を行いました。KITは、カールスルーエ大学とカールスルーエ研究センターの合併により2009年に創立された世界最大規模の教育研究機関です。

ヒップラー教授は、2002年からドイツ最古の工科系大学である カールスルーエ大学の学長を務めており、2009年にKITの学長に就任しました。DWIH東京では、KITの戦略についてヒップラー学長にお話を伺いました。

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インタビュー ブレーメン大学海洋環境科学センター長 ゲロルド・ヴェーファ教授 「日独共同研究チームによる調査航海-採取した堆積物サンプルから巨大地震発生のメカニズムに迫る」

Foto: BMBF

ドイツの海洋調査船ゾンネ号(SONNE)が4週間の東北地方太平洋沖の海洋調査を終え、2012年4月6日に横浜港に帰港しました。日独の研究者ら33名は、ゾンネ号が装備する遠隔操作による海底探査機と堆積物を採取するための潜水機を用いて、東北地方太平洋沖地震の発生メカニズムおよび津波の影響について調査しました。研究チームのリーダーであるブレーメン大学 海洋環境科学センター(MARUM)センター長のゲロルド・ヴェーファ教授は、DWIH東京の取材に応じ、今回の成果と問題点、また日本の研究者との共同研究について語りました。

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「第2回日独6大学学長会議」を京都大学で開催

2012年3月29日(木)~30日(金)に京都大学で「第2回日独6大学学長会議」が開催されました。この会議は、日本側からは京都大学、大阪大学、東北大学とドイツ側からはハイデルベルク大学、ゲッティンゲン大学、カールスルーエ工科大学の計6大学(HeKKSaGOnコンソーシアム)が参画しました。これは、ドイツ側からの呼びかけで2010年7月にハイデルベルクで開催された第1回の会議に引き続くものです。当初、第2回は昨年度に開催される予定でしたが、東日本大震災の影響により延期されたことなどから、科学の重要性とその社会への責任を認識し、サブテーマは「地球規模の変化と対応」とされました。

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ドイツへの扉 ~TU9:ドイツの名門工科大学~

ドイツを代表する工科大学9校はTU9*と呼ばれる連合体を組織し、メンバー大学間で卒業資格を相互承認するなど緊密なネットワークを構築しています。各大学は200年におよぶ長い歴史と伝統を有し、学際的かつ国際的な教育・研究体制を築き、その高い研究水準は国内外で評価されています。
*TUは、ドイツ語の工科大学(Technische Universität)の頭文字

優秀なエンジニアや研究者を輩出
ドイツの工学部出身のエンジニアの51%がTU9の卒業生で、工学博士の約57%がTU9のいずれかの大学で博士号を取得しています。

国際的にも高い評価
TU9の外国人留学生の割合は約16%を占め、ドイツの大学平均より高い値を示しています。また、フンボルト財団の大学ランキングによると、外国人研究者の研究滞在先として自然科学系で最も人気があるのはミュンヘン工科大学で、工学系においては上位5位までがTU9の大学によって占められています(ダルムシュタット工科大学、アーヘン工科大学、シュトゥットガルト大学、ミュンヘン工科大学、ベルリン工科大学)。

高い研究水準
TU9の大学はその研究水準の高さから、多くの外部資金も獲得しています。ドイツ連邦統計局の発表によると、ドイツの大学を対象にした外部資金(財団や企業などから国公立大学などに提供される通常予算以外の枠外資金)のうち全体の約4分の1をTU9の大学が獲得しています(2008年)。また、ドイツ研究振興協会(DFG)の支援ランキングにおいてもTU9の大学は、工学系のトップクラスに位置しています。

ドイツ連邦政府の大学支援プログラム「エクセレンス・イニシアティブ」でも、TU9のアーヘン工科大学、カールスルーエ工科大学、ミュンヘン工科大学の3校が激戦を勝ち抜き、最先端研究地点に選ばれました。

また、TU9への留学を希望する学生には、自己診断テスト が用意されています。

TU9のメンバー大学
アーヘン工科大学
ベルリン工科大学
ブラウンシュヴァイク工科大学
ダルムシュタット工科大学
ドレスデン工科大学
ライプニッツ・ハノーバー大学
カールスルーエ工科大学(KIT)
ミュンヘン工科大学
シュトゥットガルト大学

TU9 ホームページ(英語)

ニュース

世界最長記録: ユーリッヒ研究センターの燃料電池、運転時間4万時間を突破 ―定置用燃料電池の実用化に向けて
ユーリッヒ研究センターの平板型固体酸化物形燃料電池が、運転時間4万時間を突破しました。商用の定置用燃料電池に必要とされている耐久性5年に相当する運転時間を実現したのは、これが世界で初めてです。固体酸化物形燃料電池(SOFC)は、発電効率が高く、作動温度も高いため、家庭用の分散型電源システムなど定置用燃料電池としての実用化を目指して開発が進められています。
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航空機用バイオ燃料の有効性を実証―ドイツ航空宇宙センターがルフトハンザのバイオ燃料テスト運航を評価
ルフトハンザドイツ航空(以下、ルフトハンザ) は、2011年7月から2012年1月までの6カ月間にわたってハンブルグ-フランクフルト間の定期運航便(毎日4往復)にてバイオ混合燃料によるテスト運航を実施し、ドイツ航空宇宙センター(DLR)が排出ガスの測定および評価検証を行いました。定期便旅客機によるバイオ燃料のテスト運航は世界で初めての試みです。
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お知らせ

ドイツ大学学長会議「リサーチ・マップ」を公開 ~大学の重点研究分野のオンライン・データベース
ドイツ大学学長会議(HRK)は、ドイツの大学の重点研究分野に関するデータベース「リサーチ・マップ」をインターネット上に公開しました。ドイツの大学74校の重点研究分野329件についての情報が、ドイツ語と英語の二言語で提供されています。
詳しくはこちら

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