Content - DWIH Tokyo Newsletter 02/2013

読者の皆様

ドイツ 科学・イノベーション フォーラム 東京(DWIH東京)の2013年最初のニュースレターをお届けします。

日本はカーボンナノチューブの研究で最先端と賞賛するInno.CNTのペーター・クリューガー事務局長に、DWIH東京では先月、日独ワークショップを開催した際ににインタビューを行いました。

また、2013年2月27日、ドイツ航空宇宙センター(DLR)がDWIH東京のオフィスの隣に代表事務所を開設しました。現在、来日中のヨハン=ディートリッヒ・ヴェルナー理事長にもお話を伺うことができました。

今回はこの2つのインタビューをはじめとしたニュースをご紹介します。

DWIH東京

インタビュー ドイツ航空宇宙センター(DLR)ヨハン=ディートリッヒ・ヴェルナー理事長「日本との戦略的パートナーシップを強化していきます」

2012年2月27日、ドイツ航空宇宙センター(DLR)の東京事務所開設にともない、DWIH東京は、在日ドイツ商工会議所との共催で、DLR理事長のヨハン=ディートリッヒ・ヴェルナー博士をお招きして、ランチョンセミナーを開催しました。DLRの活動概要のほか、DLRで行われている研究が現代生活へ与える影響などについて講演されました。DWIH東京では、DLR東京事務所開設の背景などについてヴェルナー理事長にお話を伺いました。

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ナノカーボンの応用化の最新事例をドイツ企業が紹介

2013年1月29日、DWIH東京は、エネルギー、環境、軽量構造、モビリティ、エレクトロニクス分野のナノカーボン技術と応用をテーマとした日独ワークショップ「ナノカーボンの商用化」をホテルニューオータニ東京で開催しました。終日開催されたワークショップには約180名が参加し、その大半は日本の化学・電子機器産業に従事する研究部門の関係者でした。

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インタビュー ペーター・クリューガーInno.CNT事務局長「日本での共同ワークショップを通して国際的なプレゼンスを高めていきたい」

近年、優れた特性を持つカーボンナノチューブ(CNT)の応用開発に大きな関心が寄せられています。この可能性の実現に向けて、ドイツ連邦教育研究省の支援により、イノベーション連合Inno.CNTが創設されました。DWIH東京は、2013年1月29日に東京で開催した日独ワークショップ「ナノカーボンの商用化」のために来日したInno.CNTのペーター・クリューガー事務局長にお話を伺いました。

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ドイツへの扉 ~ライプニッツ学術連合~

2012年1月29日に東京で開催された日独ワークショップ「ナノカーボンの商用化」に、ドレスデン・ライプニッツ・ポリマー研究所のペトラ・ペッチケ博士が、DWIH東京の招待講演者として来日しました。ドレスデン・ライプニッツ・ポリマー研究所はDWIH東京のパートナー機関であるライプニッツ学術連合に属します。今回は、ライプニッツ学術連合とドレスデン・ライプニッツ・ポリマー研究所についてご紹介します。

ライプニッツ学術連合
ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ学術連合は、通称「ライプニッツ学術連合」として知られ、86の研究施設を統括する連合組織です。応用志向の基礎研究を特色としており、人文科学、社会科学、経済学、空間科学、生命科学、数学、自然科学、工学、環境学など幅広い領域を対象としています。

職員の総数は17,300人で、そのうち8,200人が研究者です(2012年)。予算総額は約15億ユーロで、その内訳は、連邦政府が38%、州政府が38%で、残りの24%は第三資金によるものです(2011年)。

ライプニッツ学術連合の名称は、最後の万能学者と言われるゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツ(1646~1716)にちなんで名づけられました。


ドレスデン・ライプニッツ・ポリマー研究所(IPF)
ドレスデン・ライプニッツ・ポリマー研究所は、ドイツで有数の高分子研究機関です。ライプニッツ学術連合の研究機関の一つとして、応用志向の基礎研究を行っています。高分子の合成や修飾、特性解析、理論的研究から加工や試験までを網羅した総合的な研究に取り組んでいます。

同研究所が立地するドレスデンは、ザクセン州の州都で、材料研究、マイクロエレクトロニクス、バイオテクノロジーなどが盛んな研究都市です。「エクセレンス・イニシアティブ」プログラムでエリート大学に選ばれたドレスデン工科大学を中心に、マックス・プランク協会やフラウンホーファー研究機構などの研究所とともに研究ネットワーク「ドレスデン・コンセプト」を結成しています。

ニュース

ドイツ航空宇宙センター、東京に代表事務所を開設 ― 日本との戦略的パートナーシップを強化
ドイツ航空宇宙センター(DLR)は2013年2月27日、東京に代表事務所を開設しました。その任務は、日本および中国・韓国・インドネシアなどの東アジア諸国との研究・技術協力をDLRの全活動領域において確立・維持・発展させることです。
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ミュンヘン大学が無料の公開オンライン講座を2013年夏に開講
ミュンヘン大学は、今夏にも世界中から誰でもインターネットを通じて受講できる大規模なオンライン講座を開始することを発表しました。インターネットを通じた大規模なオンライン講座は、「Massive Open Online Courses(MOOC)」と呼ばれ、世界の著名な大学が相次いで導入しています。ミュンヘン大学は、MOOCのプラットフォームを提供する米国コーセラ社と協定を締結し、ウェブ上での共同学習モデルの構築と拡大を目指しています。コーセラ社は、スタンフォード大学でベンチャー企業として設立され、同社のサービスにはプリンストン大学やコロンビア大学など、世界の一流大学が参加しています。2012年4月のサービス開始以来、一年にも満たない期間で250万人以上の登録者数を獲得し、現在200を超える講座が提供されています。
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がん幹細胞を破壊する腫瘍崩壊ウイルスを作成 ― ポール・エールリッヒ研究所、ドイツがん研究センターなど
ドイツのポール・エールリッヒ研究所(PEI)は、CD133陽性がん幹細胞に特異的に作用して破壊する腫瘍崩壊ウイルスを初めて作成しました。共同研究チームのドイツがん研究センター(DKFZ)と国立腫瘍疾病センター(NCT)は、このウイルスを用いて、細胞培養と動物モデルで腫瘍の増殖を大幅に抑制することに成功しました。この研究は『Cancer Research』オンライン版2013年1月4日号に掲載されました。
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第二期「女性教授プログラム」開始 ― ドイツ連邦教育研究省
第一期「女性教授プログラム」(2008~2012年)では、新設された教授ポストに260名の女性が就任しましたが、アネッテ・シャヴァーン連邦教育研究大臣は、その成果を認めたものの、「まだ十分ではない」として、第二期「女性教授プログラム」(2013~2017年)の開始を発表しました。
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