Content - DWIH Tokyo Newsletter 02/2012

読者の皆様

ドイツ 科学・イノベーション フォーラム 東京(DWIH東京)の第3号ニュースレターをお届けします。今回は、12月の日独シンポジウム「加齢と神経変性疾患」の際に来日したドイツ神経変性疾患センター(DZNE)所長ピエルルイジ・ニコテラ教授のインタビュー記事をご紹介します。 2012年もDWIH東京は、日独の科学技術交流に関する情報提供とさまざまなイベントを企画しています。

DWIH東京

特別インタビュー ドイツ神経変性疾患センター所長ニコテラ教授 「機関の垣根を越えた共同研究が、主なねらいの一つです」

2011年12月12日、DWIH 東京はドイツ神経変性疾患センター(DZNE)日独シンポジウム「加齢と神経変性疾患」を大阪で開催しました。DWIH東京では、ヘルムホルツ協会のドイツ神経変性疾患センター所長ピエルルイジ・ニコテラ教授にお話を伺いました。

ドイツ神経変性疾患センターは、6つの新たなドイツ医学研究センターの1つとして設立されました。連邦教育研究省は、これらのセンターに対して2015年までに約7億ユーロを投入する予定です。この政策の背景とねらいについて教えてください。

アネッテ・シャヴァーン ドイツ連邦教育研究大臣が推進するドイツ医学研究センターの戦略によって、国民病の克服に向けた研究を強化する条件が整いました。この戦略の目的は、国民病の予防と治療を向上させるために、研究成果を臨床応用するプロセスを最適化することです。これは、さまざまな研究機関に所属する研究者の学際的な共同研究を通じて行われます。機関の垣根を越えた協力が、長期にわたる政府支援の主なねらいの一つです。医学研究におけるイノベーションの可能性を活用、強化しながら、予防と診断を向上させ、患者に適切な治療を施すことを目指しています。

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第3回先端クラスター・コンペティション結果発表

Foto: BMBF

2012年1月19日、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)は第3回先端クラスター・コンペティションで選出された5つのクラスターをベルリンで発表しました。これらの先端クラスターに対し、連邦教育研究省は5年にわたり年間最大4,000万ユーロ(計2億ユーロ)の支援を行います。すでに第1回と第2回のコンペティションでそれぞれ5つの先端クラスターが選出されており、これで合計15件の先端クラスターが決定しました。政府支援額は総計6億ユーロにのぼります。さらに関係企業が同額の資金を拠出するため、総額で12億ユーロ規模の投資が行われることになります。

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科学と芸術の融合-ナノアート写真展

昨秋、DWIH 東京は、ナノアート写真展"nanoArt from Germany"を筑波大学で開催しました。日独交流150周年を記念し来日したクリスティアン・ヴルフ ドイツ連邦共和国大統領は、筑波大学の山田信博学長と共にこの写真展を視察しました。2012年2月15日から17日まで開催予定の"第11回ナノテクノロジー総合展・技術会議"nano tech 2012"へのドイツ・パビリオンの出展にあわせて、第2回ナノアート写真展"nanoArt from Germany"をドイツ文化会館(東京都港区)で開催します。

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ドイツへの扉 ~ザクセン州の産業クラスター~

昨年12月、優れた高機能有機エレクトロニクスを開発したカール・レオ、ヤン・ブロホヴィッツ=ニモス、マルティン・プファイファーの3氏に対してドイツ未来賞2011が授与されました。ドイツ未来賞は、研究から産業への実用化に向けたソリューションを追求した研究者に贈られます。ザクセン州の大学、研究所あるいは企業に所属する3氏は、同州の有機エレクトロニクスの産業クラスターの形成にも貢献しました。今回のドイツへの扉では、ザクセン州の産業クラスターなどについてご紹介します。

ザクセン州はドイツの東部に位置し、州都はドレスデンです。日本の四国とほぼ同じ面積を有し、人口は約410万人(2010年)です。古くから機械産業や自動車産業が発達していますが、近年はドレスデンを中心に半導体産業が集積し、「シリコン・サクソニー」と呼ばれるヨーロッパ最大規模のマイクロエレクトロニクス分野における産業クラスターを形成しています。さらに、有機エレクトロニクスの拠点形成も進んでいます。

ザクセン州では、多くの大学・研究機関が企業と共同で新技術の研究開発に取り組んでいます。総合大学5校、芸術大学5校、専門大学5校のほか、ライプニッツ学術連合、ヘルムホルツ協会、フラウンホーファー研究機構、マックス・プランク協会や州立の研究所など大学以外の研究所が約50立地しています。

下記のサイトではザクセン州について日本語で紹介しています。

ザクセンへようこそ
「ザクセンへようこそ」(PDF)
「ザクセン州のマイクロエレクトロニクス/IT」(PDF)
ザクセン州経済振興公社

ニュース

「大学のさらなる国際化を目指します」-ドイツ学術交流会の新会長、抱負を語る
2012年1月1日付けでドイツ学術交流会(DAAD)の会長にマルグレット・ヴィンターマンテル氏が就任しました。また、副会長にはジョイブラート・ムカジー氏(ギーセン大学学長)が任命されました。今後の抱負について両氏は、ドイツで学ぶ外国人学生の受け入れを増やすと同時に、ドイツ人学生の国際的流動性を高めることを目指し、さらなる国際化に向けて大学を支援していく意向であることを表明しました。
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ドイツは医療テクノロジー産業を強化
ドイツは医療テクノロジーにおける技術革新を加速するために、2010年に閣議決定された「ハイテク戦略2020」の枠組みのもとで、医療テクノロジー産業の競争力強化を図ります。 医療テクノロジー産業は、世界的に強力な市場を築いており、医療分野の重要な柱と考えられています。ドイツ連邦の教育研究省(BMBF)、経済技術省(BMWi)、保健省(BMG)の3省は、2011年10月に政府・産業・学術・医療の分野の専門家から成る委員会を結成、国家戦略プロセス「医療テクノロジーのイノベーション」を開始しました。
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お知らせ

ドイツ研究振興協会(DFG)が日本語サイトを開設
DFG日本代表部の新しい日本語サイトが開設されました。ぜひご覧ください。

"Electronics Goes Green 2012+" で参加者論文を募集
フラウンホーファーIZMとベルリン工科大学による電子機器と環境についての技術学会 "Electronics Goes Green 2012+" では、参加者論文を募集しています。 締め切りは2012年2月15日(水)です。


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